ワインの扉

シャトー・フィジャック 2006の感想

こちらは、フランス、サンテミリオンの第一特別級Bの赤ワインになります。

メドックの格付けで言うと2級相当といった感じですかね。

サンテミリオンの最高ランクに君臨するシュヴァル・ブランとは隣り合わせの位置にあり、もともとはシュヴァル・ブランもフィジャックの地所でしたが分割され現在に至っているようです。

つまりフィジャックは、シュヴァル・ブランと同じテロワール(環境)を持つ、ポテンシャルの高いワインなのです。

フィジャックは、サンテミリオンの最古のシャトーでもあり、長年、2番手に甘んじおりますが、次の格付けでは、第一特別級Aを目指すべく、2013年にブレンドの天才と称されミシェル・ロランとコンサルタント契約を結びました。

ファンとしては、これまでのフィジャックを継承していけるのか賛否両論のようですが、これから大注目のワインになりそうです。^^

 

フィジャックは、サンテミリオンでは、珍しくカルベンネ・ソービニョンの比率が高いです。これは、元オーナーの故ディエリー・ド・マノンクール氏の研究でフィジャックがもつ砂礫土壌はカルベンネ・ソービニョンに適していると言うことで栽培を多くしたためです。なのでフィジャックはメドックワインに似た趣をもっています。

 

さてさて、以上、簡単な紹介はこれくらいにして、もう飲みます。

我慢できません。

今回の06’フィジャックはどんな感じでしょうか・・?

 

開けてすぐに飲んだ印象は、非常にドライで、土やたばこといったミネラルな感じがあります。木の味もするかな。

酸味はあまりなく、タンニンの苦味が強い感じです。

以前、2001年のビンテージを飲んだことがありますが、こちらは、後味がフルーティーでイチゴのようなベリーの余韻を楽しめましたが、今回は、苦味と渋みが残ります。

さすがに貫録のある深さと余韻がありますが、2001年が旨すぎだったので期待していたよりは残念な印象でした。

しかし、2日目は、ようやく苦味が取れてマイルドになり、心地良い余韻を楽しめました。口からのどにかけてぶわ~んと広がり、耳にきます。
もう少し残しておけばよかったなぁと思いました。^^;

飲み方って難しいですなぁ^^;

値段 13,000円
カベルネ・ソーヴィニヨン35% メルロー30% カベルネ・フラン35%
評価 83点(美味しい) リピートあり
購入結果 満足(二日目)

2014/5/31

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